ICP and DED
統合操作パネルおよび
データ入力表示装置

ICPでは主に通信や航法に関する操作を行います。ICPで操作する情報はDEDに表示されます。DEDはMFDと同様にページを切り替えることで表示される情報を切り替えることが出来ます。

ICP
ICP(Integrated Control Panel、統合操作パネル)はコックピットの中央、HUDの下に位置します。FALCON4.0では最上段に並ぶ5つの円形のボタンとその下にある3段の四角いボタンを押して(クリックして)操作することが可能です。

COM 1COM1(通信チャンネル1)をアクティブにします。KP[/]
COM 2COM2をアクティブにします。KP[*]
NAVマスターモードを航法に切り替えます。
A-Aマスターモードを空対空に切り替えます。
A-Gマスターモードを空対地に切り替えます。
T-ILSDEDにTACAN/ILSページを表示します。[Ctrl]+KP[7]
ALOWDEDに低高度警報ページを表示します。[Ctrl]+KP[8]
FACKDEDに故障確認ページを表示します。[Ctrl]+KP[9]
STPTDEDにステアポイントページを表示します。[Ctrl]+KP[4]
CRUSDEDに巡航管理ページを表示します。[Ctrl]+KP[5]
LINKDEDにデータリンクページを表示します。[Ctrl]+KP[6]
MARKDEDにマークページを表示します。[Ctrl]+KP[1]
ENTR入力ボタンです。MARKページで使用します。[Ctrl]+KP[3]
DEDに表示されているデータを減少させます。[Ctrl]+KP[-]
DEDに表示されているデータを増加させます。[Ctrl]+KP[+]

マスターモードを切り替えるとHUDと両MFDの表示内容が自動的に切り替わります。A-A,A-Gでは武装が使用可能になります。
DEDページ切り替えボタンは同じボタンを再び押すか他のボタンを押すと元に戻ります。

DED
DED(Data Entry Display、データ入力表示装置)はICPの右隣に位置する3行の文字表示装置です、ICPの操作内容は全てここに表示されます。FALCON4.0でのDEDの機能はデータの表示のみで、実機で可能なデータ(数値)入力はできません。

ICPのページ切り替えボタン(T-ILS,ALOW等)が何も押されていない場合はDEDの表示は下のようになります(Defaultページ)。

左側のCOMM1,COMM2は無線通信チャンネルです。そのラベルのすぐ右に小さな四角が表示されているのが現在アクティブになっているチャンネルで、送信と受信の両方が行われます。もう一方の非アクティブなチャンネルは受信のみが行われます。アクティブなチャンネルの切り替えはICPのCOM1,COM2ボタンを押すことで行われます。

COMM1,COMM2ラベルの右にはそれぞれに現在設定されている通信チャンネル名が表示されています。ICPの[<],[>]ボタンを押すと現在アクティブになっているチャンネルの設定を変えることが出来ます。
設定可能なチャンネルは以下の8つです。なおICPでの設定を有効にするには左コンソールにあるラジオファンクションノブを"NORM"にしていなければなりません。

AWACS、タンカーとの通信は常に送受信可能となっています。無線は最大300nmの距離まで通信可能です。

通信チャンネルの右側の1行目には現在選択されているステアポイント(STPT)の番号が表示されています。同じく2行目には現在の時刻が表示されています。